大阪日本橋のPC-WRAPで、3万円の中古ノートパソコンを衝動買いしました。
作業用としては必要十分のスペックのPCが買えたこともうれしかったのですが、オンラインでの在庫が非常に多く、実店舗では厳選した商品と丁寧な対応で大変好印象でした。
パソコンとPC-WRAPの店舗を一緒に紹介していきます。
なぜ中古のノートPCを買ったか
僕は重度のデジタル機器&インターネット依存症である。
自宅でも職場でも歩行中も食事中もスマホを片時も手放すことができない。半径30cm以内にスマホが無いと落ち着かない。見たいときにtwitterが見れないとイライラする。
いわば、スマホはおしゃぶり状態の人間である。
それはパソコンについても同様で、自宅でも常にパソコンの前にいる。
7年前に買ったBTOのミドルタワーパソコンの中身を魔改造し、デュアルディスプレイを使用している。今年に入ってFILCOのメカニカルキーボードとエルゴヒューマンのワーキングチェアを購入し、より快適なネットウォッチング環境を構築しているわけだが、一点問題があった。
それは快適すぎて、まったく作業ができないのだ。
いうなれば、僕にとってデスクトップPCの前に座ることは、ゆりかごに揺られてママのおっぱいを吸っているような状態であり、非常にリラックスしてしまう。なにしろ快適にネットウォッチングできるのだ。おっぱいの画像もすぐに検索できるのだ。そんなの書き物の作業に集中できない。いや、おっぱいは関係ない。今はおっぱいの話をしたくない。とにかく作業に集中できないのだ。おっぱいのせいではない。
外で作業するためのノートPCが欲しかった
そこで、外出作業である。ノマドワークだ。
いや、僕がやるのは個人的なブログの執筆だったり、本の備忘録だったりするわけで決して、ワークというほど生産的なものではないのだが、とにかく自宅を出なければならない。寺山修司は「書を捨てよ、町に出よう」と言ったが、僕は書くために町に出なければならない。なんということか。我々は一生、自分が認知する自分らしさという檻から抜け出すことができないのである。
自分らしさの檻など知ったことではないが、ともかくノートPCである。
使用体験の条件として、最低限で考えたのは以下の通り
- 文字入力に遅延が無い
- Chromeでタブを開きまくってもストレスが無い
- Windows10(=デスクトップ環境と操作性の差異が無い)
- lightroomが最低限動く
- VSCodeが問題なく動く
- とにかく軽くてストレスがない
- 予算は10万以内
といった程度である。まあ写真の編集は自宅のPCでやればいいし、あくまで文章やプログラミングのコードをゴリゴリウホウホと書きまくれればそれでいいや、という用途である。
ディスプレイの色再現だとか、指紋認証だとかカメラ性能だとかそういうのは後回しである。ゲームもやらないし。
本当に欲しかったのはHPのENVY
そんなわけで当初検討していたのは、HPのENVYというシリーズ。
CPUはAMD製だが、とにかく安い。
4コアの8GBのSSD256GBで、重量1.3kg、バッテリー駆動は11時間。
モニターはタッチパネルで360度回転でタブレットぽく使うこともできる。
質感もかっこいい。大変すばらしい。
しかも!とにかく安いのである。
メモリ16GBのSSD512GBで99900円である。我々の業界(※カメラや楽器で金銭感覚が崩壊した人々)の間では、こういう価格のことを実質無料と呼ぶ。安い。
ところが、問題が発生した。
とにかくこいつしかない、絶対に買うしかない。7月に入ってクレカがリセットされたら即ポチだと鼻息をブヒブヒと荒くしていたのだが、上記の画像にあるように99,900円のモデルが完売。そして各モデルが5000円~10000円くらいの上げ幅で知れっと値上げされてしまった。なんやねん。
とりあえず「i5 メモリ8GBを最低条件」に中古を検討
というわけで、いったんは夢のカフェでどや顔おしゃれノートPC生活をあきらめたわけであるが、それでもいかんせん自宅では集中することができない。ふと気が付くとデュアルディスプレイの両方でtwitterのアカウントを複数開き、TweetDeckでふぁぼを眺めているだけで2時間が経過したりする。見えないものを見ようとすれば望遠鏡をのぞき込むのではなく、bettertweetdeck拡張を入れて「いいね!」を星に変えればよい。
そんな生産性のない日々を過ごしているときに、そういえば中古PCなんてものがあったな、と思いいたった。なんでも中古で買っている。シェアリングエコノミーか、はたまた若者の貧困化か。
改めて、欲しい条件をもとにスペックをまとめると、とにかく僕はストレスなく快適に文字が打てればそれでいいのである。そこで条件を
- core i5
- メモリ8GB
- SSD
にしぼることとした。
そして、google大先生にて、「大阪 中古PC」というパソコンを覚えたての中高年のようなワードで検索して一番上に出てきた「PC-WRAP」という店に目をつけたわけである。
PC-WRAP→http://www.pcwrap.com/
日本橋中古PCの有名店PC-WRAPに行き着く
調べてみると、このPC-WRAPというお店はそこそこ有名らしく、検索すると利用レビューがそこそこ出てくる。
しかも実店舗は大阪と知って、思わず飛びついてしまった。
実店舗は営業時間がやや短く在庫が少ない
PC-WRAPの場所は日本橋のでんでんタウン。
昔はうさんくさいパソコン部品やら電化製品だらけだったと聞くが、今は比較的落ち着いている。とはいえ、まだまだそういう古く懐かしいお店がたくさんある。
PC-WRAPはそういうでんでんタウンの一角のちょっと古い雑居ビルの5階にあった。
お店はそこまで広くなくて、デスクトップPCが20台程度、ノートPCが50~60台程度置いてある。
価格帯的には2~5万円台が9割で、それより上の価格のものはほとんど置いていない。
ネットショップにはこの数倍の在庫が置いてあるが、店舗に無いものは関東と東大阪の商品倉庫に置いてあるらしい。来店前に事前に電話などで確認したほうがよさそうだ。
営業時間は10時~18時とすこし短め。労働時間が短いのは健全でよいと思う。
3年保証の安心感
PC-WRAP、なにがスゴイって中古なのにだいたい全部3年保証がついている。それもムリのある設定ではなく、免責は物理的な破損や電池・モニターの経年劣化、魔改造といった常識的な範囲内。
HDDやSSDの寿命も保証してくれるようである。
まあ、こればっかりは故障してからじゃないとお世話にならないと思うので、実際の対応はまだ分からないものの・・・できればお世話にはなりたくない
メモリの増設サービスが6480円から
当初の条件で探していたものの、実は在庫のノートPCはほとんどが4GB。
8GBのものがないので頭をひねりつつ店員さんに相談してみたところ、
「4GBで6480円から増設ありますよ。作業時間も1時間以内」と提案をいただいた。
ノートPCってメモリいじれるのか……
そんなわけで、悩みに悩んで買ったのが、
DELLのLATITUDE E6330という法人用PCの中古である。
- core i5 3340M
- メモリ4GB→8GBにアップ
- SSD 128GB
- 価格 23800円+6480円
- 電池がヘタっていたので要対策
うん、全然いいじゃん・・・
SSDの容量がスマホレベルなのは若干気になったものの、外付ハードやgoogle driveなどを使えば問題ないと判断して押し切ることにした。
電池に関しても3000円くらいで互換電池が出ていたので問題なし。
お買い上げ確定です。
お店が空いていたからか、メモリの換装の待ち時間は10分程度だった。早すぎない?
ちなみに、持ち帰り時の梱包はプチプチと2重にした紙袋。これは少しだけ不安だったかなあ。
購入後に気づいた細かい不満点など
帰ってきてセットアップしてみたところ、細かい不満がいくつか出てきた。
- ディスプレイの解像度が低い→HD画質。確認不足だった。
- wifiが自宅の5GHz帯に未対応
- ちょっと重い(1.6kg。筋トレで対応可能)
wifiが遅いのは嫌である。ネットの速度は精神衛生上非常に重要である。
まあ、これもwifiの受信用子機を買えばいいじゃん、と即解決した。
金はすべてを解決する。
結局、ノートPC本体+改造費+電池+wifi子機で35000円くらいになったが、全然許容範囲内である。もともと7~8万を想定してこの値段で落ち着いたのだ。実質無料である。
あこがれのカフェ作業は大変快適である
そんなわけで、この記事もスターバックスから書いている。
僕の席の周りでは期末テスト前の高校生たちが熱心に勉強をしたり、ゲームをしたり音楽をしたりLINEを返信したりしている。いや、ほんまに勉強してるんか。僕が高校生のときにスマホがあまり普及してなくて本当によかった。
奇跡的にキーボードとの相性がよく、1時間半でだいたい4000字ほどだらだらと文章を書いているがまったく苦にならない。twitterの閲覧もたいへん快適だ。
そんなわけで、これからはブログの更新が少し増えると思う。たぶん。
頑張っていきたい。