7月に返り討ちにされた飛行機絶景スポット・千里川に再びカメラを持ってアタックを仕掛けてきた。
今回は前回の反省を活かして、新しいレンズと立ち位置、設定を工夫しながら撮ってみる。
前回の記事→
前回の反省点としては
- 飛行機単体だと近さ故の迫力を出せない
- 近いと早い!シャッタースピード優先で連写に頼るのが賢明
- キットの望遠レンズを過信するな
といったところだろうか。
そんなわけでまずは3つ目の反省点を解決するため、新兵器、M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROを導入した。
この40-150mm F2.8、さすがPROレンズだけあってとてもデカい。
いやあ、まさか千里川にきたら偶然フォロワーさんにお会いするとは思わなかった。本当に偶然だなあ pic.twitter.com/QdgPwAFpDT
— tonkotutarou (@tonkotu0621) 2017年8月12日
写真ではわかりにくいかもしれないんだけど、もうマイクロフォーサーズで使う意味があんまり無いんじゃないか?ってくらい大きい。
レンズ単体で750gなのでボディとあわせれば1kgを超えてくる上、E-M1 MarkⅡのコンパクトなグリップも災いして割と持ちにくい。
これ、PENなんかには絶対使えないレンズですね。
(あと、ツイッターのフォロワーさんにも会った。ぐうぜんだなあ)
そんな40-150mm F2.8で撮った写真
(150mm F6.3 1/1000 ISO200 C-AFにて)
さすがにキットのズームレンズとは段違いの反応性で感動した。
AFが爆速で、がっつり被写体を捉えてくれるのでストレスが全くない。
しかも、飛行機の細かいところまで本当にかっちりと描写する。
ちゃんと反省点を活かし、SS優先で1/1000秒のシャッター速度も確保しているのでもう無敵である。使用者の腕前を除けば。
寄ってきた飛行機をズームアウトで撮り続けて
お尻を見送る。ここまでほとんどちゃんとピントが合い続ける。とても楽しい。
ちなみに、オールターゲットの動体追従クラスター表示でもしっかりと追い続けてくれた。
で、今回リベンジしたかったのは、飛行機の近さをアピールする「ザ・千里川!」って感じの撮影である。
周囲の人々を上手にフレームインさせつつ、飛行機を良い感じに撮らないといけない。
というわけで12-40mmに持ち替えてパシャリ。
飛行機を見上げる人はだいたい動きが止まってるし、そもそもシャッター速度は十分に稼いである。
あとは飛行機が良い感じの位置にくるのを祈って連写をするだけ。
思ったより簡単だった。
問題は要するに、センスである。
簡単に撮れるということはそのぶん、センスが要るわけで・・・(センスが無い)
それにしても、オリンパスのカラープロファイルを使うと本当に青が綺麗だよなあ。
センスが無いので、ひたすらべたな千里川っぽい写真を狙っていく。
土手の左手側の橋のあたりに、ちょっと段差がついているところがある。人々の背面に回り込んで、見上げて撮るとこんな感じでいい感じになる。
「
「近づいてくる飛行機を見ている人たち」を眺めるのは楽しい。
大きく手を振る大人がいたり、思わず首をすくめる子供がいたりする。みんな、頭上を越えていく非現実を思い思いに楽しんでいる。
あっちの飛行機、こっちの飛行機を追いかけていく子供たち。
夏休みって感じがする。
最後に撮ったのはミニオンジェット。USJとのコラボらしく、黄色い変な生き物がたくさん書いてある。昔はピカチュウジャンボとかありましたよね。なんか懐かしいなあ。
撮っている間、常連の飛行機オタクさんが「次は何時何分に〇〇がくる!」とずっと解説されていた。遅延があればその分もアナウンスして、大型機と中型機の違いも解説してくれていて。
近隣のコンビニに車を止めるな、路駐をするな、などのマナー解説もされていた。
ちなみにこの日は、飛行機撮影のプロ写真家の方も撮りに来られてたらしい。
飛行機ガチ勢から、僕のような野次馬系カメラマン、純粋にはしゃぐ子供たちまで、いろんな方が純粋な気持ちで楽しめる非日常空間。千里川。
是非とももっと撮影の幅を広げて、何度でもチャレンジしたいな。