教則本って、1冊2000円弱でついつい買い渋ることが多い。
中高生のとき街の楽器屋で何時間も粘りに粘って選んだ経験がある人や、今まさにそうやってる人も多いんじゃないだろうか。
そんな僕たちの音楽生活の救世主が、Amazonがブチかましてきた
Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)である。
初月は無料(自動継続に注意!)でその後は月額980円。
なんと音楽書籍の超大手、リットーミュージックの名著が対象になっっている。教則本が読み放題だ。
ギタマガやサンレコなどの本を出している会社だ。サウンドアンドレコーディングは読み放題対象なので、定期購読より圧倒的に得。
Kindleと聞いて「なんだ、俺タブレット持ってないし」と思った人でも大丈夫。このブログ記事をPCやスマホで見れる人ならアプリで読める。
※こちらでアプリとUnlimitedの登録について書いている。
知識偏重型永遠のギター挫折者、立ち読み不審者ガチ勢の僕としてはこんな日を夢に見ていた。
そこで、読み放題対象書籍の中から、僕がオススメしたい教則本を同時ダウンロード限界の10冊まで全力で挙げてみる
(8/24 追記 その後、リットーミュージックさんの無料ラインナップが変更されてここで紹介されている本は全て有料になってしまいました…
以降はkindleで読めるおすすめ教則本として捉えていただければ幸いです)
ギター編
最後まで読み通せる音楽理論の本/宮脇俊郎
先月定価でKindleで買ったよ!(泣)
ギター教則本ではすっかりおなじみの宮脇俊郎さんによる音楽理論解説の本。ギタリスト向けにやさしくやさしく書いている。
とにかく理論書に迷ったら最初の一冊はこれでいいと思う。
アドリブ・ジャズの理論などの続編も含めて、全て読み放題である。どうかしてる。
「ギターが下手」、原因の90%はリズム感 リズムの向上が実力と評価をプロ・レベルに変える!/宮脇俊郎
「ギターが下手」、原因の90%はリズム感 リズムの向上が実力と評価をプロ・レベルに変える! ギター・マガジン
このタイトルを楽器屋で見てドキッとした人は多いはず。
リズムの鍛え方・とらえ方を音楽理論同様に丁寧に教えてくれる。
前から前から気になって仕方ない本で、ずっと何度も立ち読みして買うか迷っていた。
ただ、これを買ってしまうと楽器屋のレジのお姉さんに
「こいつリズム音痴なんだ・・・(笑)」
と笑われそうで怖くてずっと手が出せなかった。
いや、別にオススメするだけで僕はダウンロードしてないし、いやまじでオススメしてるだけでそんなリズム音痴とかそんなわけry
ギター無窮動トレーニング 効果絶大のノンストップ練習/道下 和彦
初版の書籍版を買ったわ!
ジャズの定番コード進行に合わせて、コードトーンやスケールを8分音符で構成した楽曲を伴奏無しで弾き続ける教則本。
全ての指をバランスよく使えるように曲構成されているし、CDを聞きこむ必要もなく気軽に基礎トレできる。
Kindle for PCで画面に表示して、パソコン前で練習するのにうってつけだと思う。Kindle版も買うか迷っていたのでとても助かります。
続編も読み放題対象だよ!
BOX式リード・ギター自由自在/いちむらまさき
これも書籍で買った。
ペンタトニックコードを視覚的に覚えるコツと、ペンタトニックから外した時の「ごまかし方」を理屈を使わず感覚的に納得させてくれる本。
教則本にも拘わらず理論を無理強いすることもなく、難しい言葉もない。
著者のいちむらまさきさんはyoutubeにチャンネルを持っているので、そちらと合わせながら見るともっとギターが楽しくなるはず。
画面だけで解決するので、まさにkindle向けの教則本。
パワー・コードから前進! ブルースで覚える大人のコード・ワーク/山口 和也
パワー・コードから前進! ブルースで覚える大人のコード・ワーク
書籍で買ってます(白目)
今まで何となく抑えていたコードの構成を丁寧に教えてくれる本。宮脇さんの音楽理論書との相性が抜群に良い。
「Gさんかく7って?aug・・・あうgってなに?sus?さするの?」
ってレベルの頃にこの本を買って、あまりのわかりやすさと自分のアホさに涙が出た。
ひとつひとつのコードをダイアグラムで解説→ブルースの進行に合わせてコードのポジションや弾き方による響きを変えたフレーズ練習
という流れになっていて、コードの面白さがよくわかる。
付録には「開放弦を使った全コード一覧!(作るのが本当に大変だったらしいです)」が付いてくる。
DTM編
Sound&Recording Magazine
そっちが読み放題にしてるんだからね!知らないからね!もう立ち読みしないもんね!
ありがとうリットーミュージック。ありがとーリットー。
DAW自宅マスタリング 音圧&音質アップのための実践テクニック徹底解説/江夏 正晃
DAW自宅マスタリング 音圧&音質アップのための実践テクニック徹底解説
買う前でよかった・・・
マスタリング・MIX解説の超定番本。マスタリング向けと書いてあるけれど、立ち読みした限りでは8割くらいがミックスのための本だった。
マスタリングというゴールに向けてミックスを学ぶための本なのかなあ。
9月に改訂版が出るらしいみたい、こっちは2011年のバージョン。
ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本 3タイプの曲で必修テクニックを完全網羅/早乙女 正雄
ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本 3タイプの曲で必修テクニックを完全網羅
持ってます(つらい)
DTMを始めたころに買った。ポップ、ダンス、ロックの3種類の楽曲の素材を実際にミックスする過程で、プロがどんな目線で音源を聞いているかを理解する本。
エフェクトの使い方はもちろんDAWを立ち上げたときのトラックの整理の仕方などまで細かく書いてくれていまる
プログラマーが教えるDTMテクニック99 齋藤 久師
楽器屋さんのDTMコーナーでおなじみ。ミックステクやコンプテクの本などもあわせて読み放題になっている。
シリーズで買って自宅に並べてる人も多いんじゃないだろうか。
このシリーズはお手軽さを推しすぎていてなかなか手を取る機会がなかったので、この機会にちゃんと読んでみたいなあと思った。
作詞の勉強本 「目線」と「発想」の拡大が共感を生む物語を描き出す鍵となる/島崎 貴光
作詞の勉強本 「目線」と「発想」の拡大が共感を生む物語を描き出す鍵となる
これも、楽器屋で買うのが恥ずかしい本ですよねー・・・
楽器屋のお姉さんに
「うわっ、こいつポエム書くのかよ、しかもポエムの勉強するのかよ 」
って思われたくなくて、僕はずっと避けていた。
この読み放題をつうじて、ブログもポエマーな感じにブラッシュアップしていくつもり
付録音源はダウンロード!メトロノームはググれ!
一点だけ注意。電子書籍版では付録音源がリットーミュージック公式からのダウンロードになる。
タブレットだとこの辺が厄介なので、最初から付録音源の重要度が低い本を選ぶと負担が少ないと思う。
あと騙されたと思って「メトロノーム」でググってほしい。
まとめ
以上、マジで見たことある本も多かったんじゃないだろうか。
僕も買った本だけでなく、立ち読みして泣く泣くあきらめたものが多いので本当にわくわくしている。
また、この中から5冊を定価で買った人(=計10000円)のことと考えると、月額980円の読み放題はまさに破格とも言える。とてもつらい。
(紹介した以外にもリットーミュージックさんの本を買っているので、実際にはもっと使っている。もっともっとだ)
ちなみにこれを機にkindle端末を導入するのなら、kindle Fireなどのタブレットを選んだほうがいいと思います。
教則本はたぶん解像度の問題があるため、普通のKindle端末だと無理じゃないかなあ
→Fire タブレット 8GB、ブラック
皆さんもKindle Unlimitedで、僕のような教則本亡者を横目に見つつ、
優雅に音楽を勉強・楽しんでいただきたい。
こんなに読んでるのになんでうまくならないかって?
やめてください(マジで)
登録方法/解約方法はこちらの記事を参考にしてください。
参考: