そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

PC-WRAPで3万円でcorei5 メモリ8GB SSD搭載3年保証の中古ノートPCを買えた話

大阪日本橋のPC-WRAPで、3万円の中古ノートパソコンを衝動買いしました。
作業用としては必要十分のスペックのPCが買えたこともうれしかったのですが、オンラインでの在庫が非常に多く、実店舗では厳選した商品と丁寧な対応で大変好印象でした。
パソコンとPC-WRAPの店舗を一緒に紹介していきます。

なぜ中古のノートPCを買ったか

僕は重度のデジタル機器&インターネット依存症である。
自宅でも職場でも歩行中も食事中もスマホを片時も手放すことができない。半径30cm以内にスマホが無いと落ち着かない。見たいときにtwitterが見れないとイライラする。
いわば、スマホはおしゃぶり状態の人間である。

それはパソコンについても同様で、自宅でも常にパソコンの前にいる。
7年前に買ったBTOのミドルタワーパソコンの中身を魔改造し、デュアルディスプレイを使用している。今年に入ってFILCOのメカニカルキーボードとエルゴヒューマンのワーキングチェアを購入し、より快適なネットウォッチング環境を構築しているわけだが、一点問題があった。
それは快適すぎて、まったく作業ができないのだ。

いうなれば、僕にとってデスクトップPCの前に座ることは、ゆりかごに揺られてママのおっぱいを吸っているような状態であり、非常にリラックスしてしまう。なにしろ快適にネットウォッチングできるのだ。おっぱいの画像もすぐに検索できるのだ。そんなの書き物の作業に集中できない。いや、おっぱいは関係ない。今はおっぱいの話をしたくない。とにかく作業に集中できないのだ。おっぱいのせいではない。

外で作業するためのノートPCが欲しかった

そこで、外出作業である。ノマドワークだ。
いや、僕がやるのは個人的なブログの執筆だったり、本の備忘録だったりするわけで決して、ワークというほど生産的なものではないのだが、とにかく自宅を出なければならない。寺山修司は「書を捨てよ、町に出よう」と言ったが、僕は書くために町に出なければならない。なんということか。我々は一生、自分が認知する自分らしさという檻から抜け出すことができないのである。

自分らしさの檻など知ったことではないが、ともかくノートPCである。
使用体験の条件として、最低限で考えたのは以下の通り

  • 文字入力に遅延が無い
  • Chromeでタブを開きまくってもストレスが無い
  • Windows10(=デスクトップ環境と操作性の差異が無い)
  • lightroomが最低限動く
  • VSCodeが問題なく動く
  • とにかく軽くてストレスがない
  • 予算は10万以内

といった程度である。まあ写真の編集は自宅のPCでやればいいし、あくまで文章やプログラミングのコードをゴリゴリウホウホと書きまくれればそれでいいや、という用途である。
ディスプレイの色再現だとか、指紋認証だとかカメラ性能だとかそういうのは後回しである。ゲームもやらないし。 

f:id:tonkotutarou:20190707163757p:plain

HPのENVY

本当に欲しかったのはHPのENVY

そんなわけで当初検討していたのは、HPのENVYというシリーズ。

HPのENVYシリーズのイメージ

CPUはAMD製だが、とにかく安い。
4コアの8GBのSSD256GBで、重量1.3kg、バッテリー駆動は11時間。
モニターはタッチパネルで360度回転でタブレットぽく使うこともできる。
質感もかっこいい。大変すばらしい。

HP ENVYの値段

しかも!とにかく安いのである。
メモリ16GBのSSD512GBで99900円である。我々の業界(※カメラや楽器で金銭感覚が崩壊した人々)の間では、こういう価格のことを実質無料と呼ぶ。安い。

 

ところが、問題が発生した。
とにかくこいつしかない、絶対に買うしかない。7月に入ってクレカがリセットされたら即ポチだと鼻息をブヒブヒと荒くしていたのだが、上記の画像にあるように99,900円のモデルが完売。そして各モデルが5000円~10000円くらいの上げ幅で知れっと値上げされてしまった。なんやねん。

とりあえず「i5 メモリ8GBを最低条件」に中古を検討

というわけで、いったんは夢のカフェでどや顔おしゃれノートPC生活をあきらめたわけであるが、それでもいかんせん自宅では集中することができない。ふと気が付くとデュアルディスプレイの両方でtwitterのアカウントを複数開き、TweetDeckでふぁぼを眺めているだけで2時間が経過したりする。見えないものを見ようとすれば望遠鏡をのぞき込むのではなく、bettertweetdeck拡張を入れて「いいね!」を星に変えればよい。

そんな生産性のない日々を過ごしているときに、そういえば中古PCなんてものがあったな、と思いいたった。なんでも中古で買っている。シェアリングエコノミーか、はたまた若者の貧困化か。

改めて、欲しい条件をもとにスペックをまとめると、とにかく僕はストレスなく快適に文字が打てればそれでいいのである。そこで条件を

  • core i5
  • メモリ8GB
  • SSD

にしぼることとした。
そして、google大先生にて、「大阪 中古PC」というパソコンを覚えたての中高年のようなワードで検索して一番上に出てきた「PC-WRAP」という店に目をつけたわけである。

PC-WRAP→http://www.pcwrap.com/

日本橋中古PCの有名店PC-WRAPに行き着く

調べてみると、このPC-WRAPというお店はそこそこ有名らしく、検索すると利用レビューがそこそこ出てくる。

しかも実店舗は大阪と知って、思わず飛びついてしまった。

実店舗は営業時間がやや短く在庫が少ない

PC-WRAPの場所は日本橋のでんでんタウン。


昔はうさんくさいパソコン部品やら電化製品だらけだったと聞くが、今は比較的落ち着いている。とはいえ、まだまだそういう古く懐かしいお店がたくさんある。
PC-WRAPはそういうでんでんタウンの一角のちょっと古い雑居ビルの5階にあった。

お店はそこまで広くなくて、デスクトップPCが20台程度、ノートPCが50~60台程度置いてある。
価格帯的には2~5万円台が9割で、それより上の価格のものはほとんど置いていない。
ネットショップにはこの数倍の在庫が置いてあるが、店舗に無いものは関東と東大阪の商品倉庫に置いてあるらしい。来店前に事前に電話などで確認したほうがよさそうだ。

営業時間は10時~18時とすこし短め。労働時間が短いのは健全でよいと思う。 

 

3年保証の安心感

PC-WRAP、なにがスゴイって中古なのにだいたい全部3年保証がついている。それもムリのある設定ではなく、免責は物理的な破損や電池・モニターの経年劣化、魔改造といった常識的な範囲内。
HDDやSSDの寿命も保証してくれるようである。
まあ、こればっかりは故障してからじゃないとお世話にならないと思うので、実際の対応はまだ分からないものの・・・できればお世話にはなりたくない

メモリの増設サービスが6480円から

当初の条件で探していたものの、実は在庫のノートPCはほとんどが4GB。
8GBのものがないので頭をひねりつつ店員さんに相談してみたところ、

「4GBで6480円から増設ありますよ。作業時間も1時間以内」と提案をいただいた。
ノートPCってメモリいじれるのか……

そんなわけで、悩みに悩んで買ったのが、

DELLのLATITUDE E6330という法人用PCの中古である。

  • core i5 3340M
  • メモリ4GB→8GBにアップ
  • SSD 128GB
  • 価格 23800円+6480円
  • 電池がヘタっていたので要対策

うん、全然いいじゃん・・・
SSDの容量がスマホレベルなのは若干気になったものの、外付ハードやgoogle driveなどを使えば問題ないと判断して押し切ることにした。
電池に関しても3000円くらいで互換電池が出ていたので問題なし。
お買い上げ確定です。


お店が空いていたからか、メモリの換装の待ち時間は10分程度だった。早すぎない?

ちなみに、持ち帰り時の梱包はプチプチと2重にした紙袋。これは少しだけ不安だったかなあ。

購入後に気づいた細かい不満点など

帰ってきてセットアップしてみたところ、細かい不満がいくつか出てきた。

  • ディスプレイの解像度が低い→HD画質。確認不足だった。
  • wifiが自宅の5GHz帯に未対応
  • ちょっと重い(1.6kg。筋トレで対応可能)

wifiが遅いのは嫌である。ネットの速度は精神衛生上非常に重要である。
まあ、これもwifiの受信用子機を買えばいいじゃん、と即解決した。

 

金はすべてを解決する。

結局、ノートPC本体+改造費+電池+wifi子機で35000円くらいになったが、全然許容範囲内である。もともと7~8万を想定してこの値段で落ち着いたのだ。実質無料である。

あこがれのカフェ作業は大変快適である

そんなわけで、この記事もスターバックスから書いている。

カフェでのPC作業

僕の席の周りでは期末テスト前の高校生たちが熱心に勉強をしたり、ゲームをしたり音楽をしたりLINEを返信したりしている。いや、ほんまに勉強してるんか。僕が高校生のときにスマホがあまり普及してなくて本当によかった。

奇跡的にキーボードとの相性がよく、1時間半でだいたい4000字ほどだらだらと文章を書いているがまったく苦にならない。twitterの閲覧もたいへん快適だ。

そんなわけで、これからはブログの更新が少し増えると思う。たぶん。
頑張っていきたい。

OLYMPUS E-M1 Mark II Ver3.0は細かい不満点を改善する神ファームウェアアップデート

OLYMPUS E-M1 MarkIIのファームウェアがVer3.0にアップデートされた。
2016年12月の発売から約2年半、一眼レフ上級機に真っ向から対抗するスペックかつ、マイクロフォーサーズのミラーレスだからこそできる便利機能てんこ盛りの名機が、また進化した。
今回、E-M1 MarkIIをVer3.0にアップデート後、数日使った段階での印象をレビューしてみる。

E-M1 Mark II Ver3.0の進化点

まずはE-M1 MarkIIのVer3.0の追加/改善項目を確認する。

 

 

C-AFならびにS-AFの性能向上
C-AF中央優先、C-AF中央スタートを追加
AFターゲットモードに25点グループターゲットを追加
C-AF+MFに対応
AF低輝度限界が-6EVに向上
低感度画像処理(解像優先)を追加
高感度時ノイズの改善
OM-Logを追加
LVブースト[On2]に「LV表示速度優先」を追加
深度合成の機能強化(撮影枚数が3~15枚から選択可能に。ガイド線表示も追加)
ISO L100(ISO100相当)を追加
アートフィルターに「ネオノスタルジー」を追加
Olympus WorkspaceのUSB RAW編集機能に対応(USB接続でのカメラRAW編集機能に対応)
カード書き込み中の設定変更や再生表示に対応
クイック画像選択を追加
フリッカーレス撮影を追加

https://olympus-imaging.jp/product/dslr/em1mk2/ より引用) 

 

全16項目・・・いや、多いわ。

もっとも、大部分の機能はE-M1 Ver3.0のために開発されたものではなく、 最新機種のE-M1Xに導入されていた内容である。
E-M1XはE-M1 MarkIIを大型化し、画像処理エンジンを2基搭載することでそのパフォーマンスを向上させた機種であっただけに、

なんでE-M1 MarkIIでも普通に使えるねん!E-M1Xはなんなんやったんや!

と感じる機能が多い。いや、ありがたいんですけどね。

 

細かいアップデート内容は説明書必読!

上記のページで確認できる以外にも、説明書によればさりげなく追加される機能や仕様変更があった。

例えば、Mモード時に露出補正が設定できるようになった。
[設定]→E1 ISOオート有効をALLにし徹底し、ISO感度をAUTOにした状態で、いずれかのボタンに露出補正機能を割り当てることで使用できる。

また、記録設定が自動切替に設定している場合に、1枚目のカードの最後と2枚目の先頭を自動的に切り替えて再生してくれるようになった。

詳細は説明書のVer3.0の項目に書かれている。

E-M1 MarkII Ver3.0説明書→https://cs2.olympus-imaging.jp/jp/support/dlc/archive/man_em1m2_ver3.pdf(4MBほど)

では、実際にどの程度進化したのか見ていきたい

 

E-M1 MarkII Ver3.0の実際に確認できる進化

 AFの改善・・・よくわからない、縁の下の力持ち的な改善?

今回のE-M1 MarkII Ver3.0のアップデートでは、特にAF回りの改善が多く導入されている。

E-M1 MarkII Ver3.0のAFの進化

AFアルゴリズムが、S-AF、C-AFともに一新されたため、動体撮影静物撮影ともにさらに便利になったほか、グループAFの25点モードの追加、フォーカスリングでのMF切替、低輝度限界の幅の向上など。
というか、マジでE-M1Xはなんだったんだ(たぶん。デュアル映像エンジンでさすがにE-M1Xのほうが追従性が高いとかだと思う)

 

ただ・・・ごめんなさい、まだ動体撮影を試せてません!よくわかってない!

そもそも、E-M1 MarkIIはただでさえAFが早い機種ということもあり、普段使いする上では大きな向上を実感することもなく…
S-AFに関しては、若干迷いが減って安定したような感じがする。室内でさっと物を撮るときなんかにうれしい。

価格.comのレビューなどではC-AFの劇的な進化を主張されている方がいるけれど、AF速度に関しては自分がいつも撮っている被写体でいつも通り試してみないと分からないところが多い。
ただ、モータースポーツや鳥撮影のようなAFを限界まで使う被写体でなくとも、基本のAF性能が上がっていることで、街撮りが多い僕のような人間にも恩恵は回ってきているように思う。縁の下の力持ち的に。
機会があったら動体も撮影してみたい

カード書き込み中の設定変更・再生表示

これは本当に偉い!天才!賢い!オリンパス!よくやった!最高!すごい!
「なんで2年もかかったんだよ!この粉飾決算!」そんな文句、絶対に言えない。つけてくれただけでうれしい!

いや、今までE-M1 MarkIIってとにかくカード書き込み中の動作がストレスだったんですよ。
このカメラのメリットのひとつはなんといっても連写にある。連写モードでアホほど撮りまくって、決定的な瞬間を収めたとする。
一呼吸置く間に連写を解除して、別のモードに戻し、なおかつ今しがたの撮影分をチェックしたい」っていう一連のムーブ、どんな撮影でもあると思う。
でも、これまでは連写後ってカメラが実質フリーズのような状態になっちゃって、どう頑張っても書き込みが終わるまで3~4秒待たないといけなかった。

そこそこ高速のUHS-II対応SDカードでもそうだったので、E-M1Xからこの機能が下りてきたと聞いて本当にうれしかった。
というか、E-M1Xの説明会で「エンジンが2つだからできるようになったんですよ~!」と社員の方が言ってた気がするんだが、アレはなんだったんだ。

 SDカードの話題からTranscendに無理やり言及するけど、
先日AmazonでSDカードを買うときに呟いたら

 

クイック画像選択

これも同じく連写に関連する新機能。
再生表示画面で、「シェア予約」「消去」などのチェックをつける際に、ダイヤル操作で一気に選択できるようになった。

E-M1 MarkII Ver3.0のクイック画像選択

いや、E-M1 MarkIIではよくあるんですよ、うっかり連写モードのまま撮っちゃって、同じラーメンの画像が30枚SDカードに溜まったり。あるよな?僕だけじゃないよな?
そういういらない画像を消す際、これまでは1つずつポチポチとチェックしていたんですが、その動きが「ボタン長押し+ダイヤル操作」に簡略化された。

ダイヤルは前後どちらのダイヤルでも操作できるが、ズーム操作にに対応させているダイヤルを使うと、操作ミスで画像がデカくなったりカレンダー表示になってややストレスがある。
また、「一度にチェックをつける」「一度にチェックを外す」のどちらか二択の動きしかできない(=一回のボタン長押しに対して、チェックをつける・外すのどちらかしか動きがない)ので、その辺りは注意。パソコンのctrl+矢印キーのような動作をするわけではない。

 

wifiでO.I Share(アプリ)にRAWを飛ばせる

E-M1 MarkII Ver3.0からスマホアプリOLYMPUS IMAGE SHARE(O.I.Share)を経由して、スマートフォンにRAW画像を転送することができるようになった。

この機能、アップデートの機能一覧・説明書からは完全に省略されていて、マジでさりげなく導入されていた。

なんで!?めっちゃ便利じゃんこれ!教えてよ!

 

使い方はこれまでの画像転送と同じです。アプリトップ画面右上の歯車マークから

[歯車マーク]→[写真転送]を選択し、RAW画像を表示することでRAWを選択できるようになり、カメラからスマートフォンにRAWを転送できるようになる。

O.I.ShareでRAWをwifi転送

容量が全然違うのでjpegよりは時間がかかるものの、問題なく転送することが可能だ。
もちろん、lightroomで開いてRAW編集ができる(Zenfone 5Z Android9.0にて対応確認)

いや…めちゃくちゃ便利じゃん、これ。


っていうか、マジでいつの間に導入されたの!?今までこんなのできなかったよね?
と気になったので、オリンパスのチャットサポートに問い合わせてみることに。

 

O.I Shareの対応について問い合わせ

チャット対応、これも便利やんけ…

まとめると、

  • 5月のO.I ShareアップデートでE-M1Xに対応
  • E-M1 MarkIIにはVer3.0から対応
  • よって現在の対応機種はE-M1X、E-M1 MarkII Ver3.0の二機種のみ

とのことである。だから、実質Ver3.0の新機能だ。

 

いや、教えてよ・・・

こんな素晴らしい機能なら、ぜひ告知してよ!!!!!

 

ちなみに5月のアプリアップデートでの説明文は「新しいカメラに対応しました」しか書かれてなかった。
この説明文もうちょっと丁寧に書いてよ!E-M1Xユーザーも知らんのちゃうか・・・

 

これまではRAW編集しようと思うとスマホにSDカードリーダーを差すしかなかったので、非常にいい改善だと思う。
これで撮影帰りの電車の中や、休憩中のカフェでのRAW編集がはかどるようになった。

 

 

ネオノスタルジーが楽しい

E-PL9にて新搭載されたアートフィルター「ネオノスタルジー」がE-M1 MarkII Ver3.0にてようやく導入された。いや、待ってた。これ本当に待ってた。

 

インスタントフィルムのエフェクトとしてかなりベタだと思うものの、これまでのアートフィルターには無い色合いなので気に入っている。露出やWBによってわりと色合いが変わるのでこれからもっと楽しそう。

 

E-M1 MarkIIには、過去にも「ブリーチバイパス」という激エモアートフィルターが追加されたことがあるので、今回で二回目のアートフィルター更新である。こういうのは素直にうれしい。わかりやすくやれることが広がる。

(ブリーチバイパスについてはTKLさんの記事が大変にエモい。lightroom用プリセットもある)

E-M1 MarkIIでアートフィルターって使わない人は全く使わない機能だと思う。

実際、上級機にも関わらずモードダイヤルのひとつが「ART」で埋まっているのは無駄ではないか、という批判もよく聞く。E-M1 MarkIIを使う層の人たちはlightroomでRAW現像しちゃうし、撮って出ししか使えないアートフィルターは片手落ちだという指摘ももっともだと思う。

アートフィルターを掛けて録るのはいいぞ

ただ、個人的には最近アートフィルターを多用・かけっぱなしにして撮影をすることにしている(主にブリーチバイパス)。
なぜならシャッターを切る段階で、仕上がりのイメージを強制的に見ることができるから。

「シャッターを切る前に現像でどう仕上げるか考えろ~」という意見をよく目にするけど、僕のような想像力が貧困なカメラはオモチャ勢からすると、どうしても無理がある。

実際にシャッターを切る段階ではカメラの露出やピントの撮り方で精いっぱい。
とりあえずi-finishで撮って、lightroomで編集する段階で始めて、

「うーんやっぱり彩度は落としたほうがいいな~カスミの除去マシマシやで^q^」

みたいなあれやこれやをやりがちである。何を作るか決めないでとりあえずスーパーで特売品を買いまくって、帰ってきてから途方に暮れるようなものである。ある程度料理スキルがある人ならば、この買い方のほうがお得ではあるかもしれないが、慣れない人は結局食材を冷蔵庫で腐らせるだけだ。


ならば、いっそのことあらかじめ好みのアートフィルターを掛け撮りすることで、自分の写真の方向性を決めてしまったほうが、変数が少なくて迷いが減ってよいのではないかと考えた。
僕の場合は、だいたいが低彩度でシャドーに少し青を混ぜたり、あるいはVSCOをかけてフィルムっぽさを出す色合いが好きである。
前者は「ブリーチバイパスII」を掛け撮りすることで実現ができるし、後者のフィルム風を撮るためのネオノスタルジーをずっと試したかった。
もちろん、これは補助輪付きで三輪車に乗っているようなみょうちきりんな段階ではあるので、いずれは脱したい。
それでも、アートフィルターのおかげでシャッターを切るハードルがずいぶん下がるので、助かっている。

 

 

イマイチな点

ここまでは良い点もあるが、逆に改悪だったりイマイチだったり、なんでこれを実装しなかったのかと頭をひねりたくなるものもある。

 

バリアングル展開中のアイセンサー作動

これはカタログにてさりげなく追記された一文。E-M1Xの仕様に合わせたもの

E-M1 MarkII Ver3.0のバリアングル


従来は、バリアングルモニターを開いた状態ではアイセンサーがオフになっていたのだが、仕様変更によりモニターを開いた状態でもアイセンサーによってモニターとファインダー表示が自動で切り替わるようになった。
メニューから元の仕様に戻すことはできない。

これ、マジでバカじゃねえの?

なにが困るって、ウエストレベルにカメラを構えたときに、アイセンサーが体に反応してモニターがオフになっちゃうんですよね。

 で、アイセンサー自体はこの通りそこそこ機敏に反応してくれる。やめてくれ。

例えば、手持ち長秒で撮影するときに、自分の体にボディを押し付けて手ブレを減らしたいっていうシチュエーションもあるし、ウエストレベルでバリアングルを見ながら微妙な画角を調整したいときもあると思うんです。
そういうときに、いきなりセンサーが反応して画面がブラックアウトするってそこそこストレスですよ。

しかも、元の仕様に戻すことはできず、現状では

  • 新仕様のままアイセンサーを使う
  • アイセンサーをオフにしてボタンにEVF切替を割り当てる

しか対応策が無いのである。
しかも、E-M1 MarkIIって電源のオンオフがパっと見で分かりにくいので、EVFに切り替わっていると気づかないんですよね。きっつー。

こっちの仕様のほうが便利だという人も当然いるんだろうけど、もう少しなんとかならなかったのだろうか。
いきなり仕様変更するにはちょっと影響力が大きすぎる。せめて選択させてほしい。

 

USB-RAW編集は便利だけど電池残量が心配

デスクトップアプリ、Olympus WorkspaceとE-M1 MarkIIをUSB接続し、TruePicⅧを使ってPC上でRAW現像ができるようになった。
先行していた富士フイルムのX RAW STUDIOに類似したシステムである。

使い方は簡単。

 

1.まず、こちらのサイト(https://support.olympus-imaging.com/owdownload/download)より、Olympus Workspaceをダウンロード・インストールする(ダウンロード時にカメラのシリアルが必須となる)

 

2.電源をオンにしたE-M1 MarkIIにUSBケーブルを挿し、メニューからPC RAWを選択

(電源表示がパーセントじゃないのは、非純正バッテリーを使っているため

 

USB-RAW編集メニュー

 

3.Olympus Workspace上にダイアログが出るので、今すぐ開始を選択

 

USB-RAWの確認

4.SDカード内の画像orPCのディスク内の画像を選択し、表示する。

Olympus Workspaceの画面

あとは右側の現像メニューでいじるだけです。簡単ですね。
現像メニューはこんな感じ。よくあるやつです。

Olympus Workspace 現像画面

 

一点注意する点があるならば、このUSB-RAWモードで調整できる設定は、カメラ内RAW現像で使用できるパラメーターと全く同じである。(ただし、クロッピングは自由にできる)


したがって、Olympus Workspace単体で使用できる「かすみの除去」「明瞭度調整」などは使用できない。
USB-RAWで調整後の画像はjpegで書き出されてしまうため、上記の機能をRAWに適応したい場合は、USB-RAWの使用自体をあきらめなければならない。

各パラメーターをいじった際の画像への反映は僕の環境だとワンテンポ遅く感じる。
画像の書き出しはカメラ内RAW現像とほぼ同じくらい。
正直、adobeの奴隷になっている今の環境だとあまりメリットを感じない機能ではある。

それでも恩恵を受ける人は多いと思う。

  • 現在adobeのプランに契約していない人
  • 大量のRAW画像に一度にプリセット適用する処理をする人
  • ややスペックが不安なノートPCなどで、RAW現像をしたい人
  • USB給電がされずPCにつないでいる間、着実に消耗していく電池の表示を見てもあせらずに冷静にRAW現像ができる人

などにオススメだ。
個人的にはアートフィルターをカメラを使って処理できる点は魅力的だと感じているものの、給電できないデバイス(=E-M1 MarkII)に依存したRAW現像は僕の使用環境ではあまり使い道が無いように感じた。
撮影で電池を使用し、RAW現像でも電池残量を使用するって、ちょっと精神衛生によくない。

 

 

 

ちなみに僕は非純正のバッテリーを使ってるが、いまのところまだ爆発していない。

 

マイメニューはまだか?

なんでE-M1Xのカスタムメニューが搭載されなかったんですか?💢💢

 

マイメニュー

E-M1 MarkIIと言えばボタンのカスタムやメニューによる拡張性の高さも人気のひとつである。一方で、階層が深く迷宮のようなメニュー画面の奥底で、しばしば遭難し死ぬユーザーも少なくなかったという。
そんなユーザーのためにE-M1Xで導入された救世主的機能がこの「マイメニュー」である。

E-M1Xが発売されたとき、E-M1 MarkIIユーザーは歓喜した。

「AF改善や書き込み中再生や手持ちハイレゾはハードウェア由来の部分もあるだろう。だが、マイメニューならすぐにでもアップデートに乗るはず・・・!」

 

結論→アップデートされませんでした。

前述のアイセンサーの修正と同様に早く導入されればいいなあと思っている。

 

 

アップデートでまだまだ使えるE-M1 MarkII

改めて、今回のVer3.0へのアップデートを経て、E-M1 MarkIIはまだまだ現役バリバリで使えると痛感した。

そりゃ最近乱発されているフルサイズミラーレスや競合他社に比べると、そろそろEVFも背面液晶も見劣りするし、瞳AFもついているけど地味だし、AF用のスティックもついてない。
しかし、進化の著しいミラーレス一眼の中で、ファームウェアのアップデートのみで競合他社とタメを張ってぶん殴り合いができるのはこのE-M1 MarkIIの完成度の高さゆえに他ならない。
ミラーレス、マジでコロコロコミックのホビー漫画みたいな頻度で新機能を持った道の新機種が出てくるからな。

最近、そろそろ観念してα7IIIに乗り移り、どや顔で小指を余らせようと思っていた僕も、E-M1 MarkIIとまだまだやっていこうと冷静になれた次第である。

 

 

今夜はひさしぶりに、E-M1 MarkIIと一緒にシャワーでも浴びたいと思う(オリンパスは防塵防滴だからカメラと一緒にシャワーを浴びることができる)