そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

富士フイルム X-T3とXF16-80mm F4を購入。使用感レビューとE-M1 MarkIIから乗り換えた理由。

富士フイルムのミラーレスカメラ X-T3とXF16-80mm F4のレンズキットを購入した。

それまで3年弱使っていたE-M1 MarkIIにちょっとマンネリ感を感じていて、乗り換えを検討していた。
ソニーのα7 IIIと富士フイルムのX-T3で悩んでいたところ、ちょうどよくXF16-80mm F4のキットが発売。さらに、キャッシュバックキャンペーン(購入は2019年12月)がやってきた。
……などなど、いろんなタイミングが良かったことから、まんまとX-T3を買うことになった。

X-T3のイメージ画像

買った当時の画像。購入後5カ月、今はもう傷がついてる。



購入してから5カ月、少しずつ良いところと悪いところも見えてきたので、X-T3を買った理由や、X-T3とXF16-80mm F4のメリット・デメリットを紹介していきたい。

なぜX-T3を買ってE-M1 MarkIIを手放したか

今回、X-T3を購入するに際して、3年弱使ってきたオリンパスのE-M1 MarkIIを下取りに出すことにした。
E-M1 MarkIIと言えば、僕がX-T3を買った2019年12月時点では、E-M1Xと並ぶオリンパスのフラグシップ機。その時点では後継機のE-M1 MarkIIIのスペックの噂も無かったのに、なぜ手放すことにしたのか。

基本的には、X-T3を買う直前の記事にお気持ちをまとめているので、そちらも参考にしてほしい


E-M1 MarkII、オリンパスに感じる限界と買取単価の下落

E-M1 MarkIIからX-T3に買い替えるに際して一番大きかった理由は、オリンパスのミラーレスの進化が止まりつつあった点にある。
特に、2019年に発売したE-M1XやE-M5 MarkIIIのスペックを見たときの、進化の無さ。
センサーやAFエリアがE-M1 MarkIIと同様で、新しい機能を入れつつもマイナーチェンジに終始する感じを見て、嫌な予感がした。
「あれ、これもしかして、E-M1 MarkIIIも大して進化しないんじゃないだろうか」

E-M1 MarkIIのバナー画像

E-M1 MarkII、いい子なんです

マイクロフォーサーズで写真を始めた人間として、オリンパスのミラーレス機は大好きである。
特にE-M1 MarkIIは革新的な機種であったこともあり、本体の進化に関しては常に期待しているところがあった。
そんななか、立て続けにセンサーを使いまわした機種が出たことで、不安になってしまった。E-M1 MarkIIIはMarkIIほどびっくりするものではないかもしれない。
そう考えたときに、このあたりでオリンパスから乗り換えてもいいのではないかと思ったのである。

改めて買取価格を見てみると、20万で買ったE-M1 MarkIIも2019年12月時点では買取価格が7~8万円前後と下がりつつあった。このまま後継機が発表されてしまえば、一気に下がるに違いない。その前に売り抜ねばならない。

 

以前から富士フイルムの色にあこがれていた

実は、E-M1 MarkIIを買った直後に、富士フイルムのX-T2を二週間ほど借りる機会があり、しばらくいじっていたことがある。
ダイヤル操作はなれなかったものの、とにかく色がよく、何気なく撮るのが楽しくてしかたがなかった。特に、フィルムシミュレーションのクラシッククロームが良かった。
そんな体験をしていただけに、次は絶対富士フイルムだと思っていたのである。

以前にNikon Dfを手に入れた際、メリット・デメリットを書いたが、そのときも「次は富士フイルムを買うんだ!」とシメていた。

 


XF16-80mm F4による手ブレ補正問題の解決

ただ、富士フイルムを買うならば、できればX-H1のシリーズが良かった。具体的に言えば、X-H2を待っていた。
というのも、E-M1 MarkIIの強烈なボディ内手ブレ補正に甘えきって撮影していたからである。
富士フイルムのカメラ・レンズは手ブレ補正機構を持ったレンズが極端に少ない。X-H2は当分出ない。だから、富士フイルムは使いたいけど使えない。
そんなジレンマを解決するように、XF16-80mm F4とX-T3のレンズキットが登場したのである。

XF16-80mmのイメージ画像

XF16-80mm。手ブレ補正は確かにいいのだ。

XF16-80mm F4は6段の手ブレ補正を持っている。解放F値がF4と若干くらいものの、焦点距離的にはE-M1 MarkIIで使用しているM.ZUIKO 12-40mm F2.8をカバーしていて便利である。
これなら、手ブレ補正が無くてもいけるかもしれぬと思ったのだ。

 

2019年12月末のキャッシュバックキャンペーンが3万円だった

で、そんなときにX-T3のボディに3万円キャッシュバックのキャンペーンが出てきた。はい。お買い上げ確定です。

X-T3を買うときに比較・検討したしたカメラは?

では、X-T3の購入に際して比較検討したカメラはなんだろうか。

結論から言うとソニーのα7 IIIである。

 

α7 IIIとSIGMA Art 24-70mm F2.8とは最後まで悩んだ

乗り換え先を考慮にするに際して、真っ先に浮かんだのは後述のソニー α7 IIIだった。
これはもう最近のカメラ事情を考えたら当然のことだと思う。

α7IIIのイメージ

α7IIIは今でもタダなら欲しい

フルサイズセンサーでありながら比較的手ごろで性能が良く、サードパーティ製のレンズも充実している。瞳AFは強力で動物AFもあり、とにかくバランスがいい。
周りの知人もみんなソニーに乗り換えてしまっているし、ここでソニーを買うことで今後はいろいろと楽になるのは間違いないとは思ったのだ。

タイミングよくSIGMAが24-70mm F2.8を出すということもあり、これはソニー一択ではないかと思ったのである。

思ったものの、フルサイズミラーレスとレンズはやはり重たい。そして、X-T3とXF16-80mm F4のレンズキットと比較して、キャッシュバック込みで10万円の差がある。
気軽に持ち運ぶか否か、そして予算面でソニーのα7IIIは結局断念することにした。

 

X-T4を待つつもりはなかった

では、もう少し我慢してX-T4を買ったほうが良かったのではないか?これは確かに一理あったと思う。

僕が購入した2019年12月時点ではX-T4の発売が2020年の春ごろだという噂は、確定では流れていなかったと思う。センサーはそのままにボディ内手ブレ補正がつくなどの噂はあったものの、まだ発売時期が未定だった。
前述のとおり、E-M1 MarkIIの買取価格が下がっている点、そしてX-T3のキャッシュバックが魅力的だった点、なにより気になったらすぐ欲しくなってしまう気まぐれな性分を抑えることができず、X-T4の噂を確かめるよりも「とにかく買っちまえばいいんだよ!」という内なる自分の声に耐えられなかった。

まあX-T4も蓋を開けたらバリアングル液晶だったので、スルーして正解だったのだけど……

 

 

X-T3のメリット・魅力

と、まあここまで語ってきたのがX-T3を購入する前に考えていたことである。

ここからはX-T3を三カ月使ってきて分かったX-T3の長所について述べる。

 

撮って出しで成立する圧倒的な富士フイルムの色

もうね、何と言っても色。色がいい。というか、なんだろうな。説得力がある。

X-T3で撮った自転車の画像

X-T3で初めて撮った写真。

この写真自体はX-T3を実際に購入する直前に、富士フイルムのサービスステーションで借り撮った際の1枚。

色の良さをはっきり感じられる1枚というわけではないんだけど、この1枚撮ったときに、「あ、やっぱりいいなあ」と思った。要するにフィーリングがあってるんだと思う。

X-T3で撮影した大阪駅の画像

X-T3とZEISS touit 32mm F1.8で撮った大阪駅

特に、フィルムシミュレーションのクラシッククロームが大好きで、そればかりで撮っている。
この退廃的な色合いがずっと好きで使いたくって仕方がないのでうれしくて仕方がない。誰が撮っても同じ写真になるけれど、それでも楽しい。

 

X-T3は操作のレスポンスもいい

これも事前にX-T3を富士フイルムから借りて確認した点。操作のレスポンスがX-T2と比べてもよくなったような気がする。
むしろ、このレスポンスの確認はE-M1 MarkIIとの比較した際に痛感した。
長く使って慣れていたE-M1 MarkIIと比較しても、ダイヤル操作やAF用のスティックなど便利な部分が多く、感覚的に操作ができる。操作中にフリーズすることも無い。

瞳認識AF、AFや連写も申し分なし

もっと言えば、AFや連写の側面。AFは高速で、キビキビと効く。
ここはE-M1 MarkIIに軍配が上がると思っていた。それだけにX-T3の性能の進化にはずいぶん驚いたわけである。
特に、瞳AFは購入後にファームウェアのアップデート(Ver3.0)があったこともあり、さらに使いやすくなった。
連写もあくまで僕の使用用途ではバッファの詰まりも感じられないし、かなり実用的だ。

速い被写体を撮らない場合でも、AFや書き込み速度は使用時のストレスに直結する。それだけに、このあたりの性能はX-T3の「地の力」が伝わってくる。

 

3軸チルトシフト液晶による直感的な撮影

X-T3にあこがれていたのがこの3軸チルトシフトである。もともと、オリンパスのE-P5でチルトシフトに慣れていただけに、E-M1 MarkIIのバリアングルには最後まで慣れることができなかった。
その後、ファームウェアVer3.0でアイセンサーの挙動が変わるなどしてただただあのモニターにはストレスが溜まっていた。

半面、富士フイルムの3軸チルトシフトは大変素晴らしい。
ファインダーとモニターを直感的に切り替えられるので、アイレベルを容易に変えることができる。光軸もズレない。やっぱり絶対チルトシフトのほうがいい。このあたりはイデオロギーの問題である。

 

USB給電による電池問題の解決

これは使ってみてから驚いた!!!!!!!!!

富士フイルムと言えば電池が持たない。電池が持たないと言えば富士フイルムと言われれる富士フイルムのカメラであるが、X-T3に関してはUSB TYPE-Cのケーブルを使えば、モバイルバッテリーから充電できるのである!

 

 

もう、これが本当に楽!普通に使っていたら3時間も持たないのに、このUSB給電のおかげで、電池の心配をすることがマジでなくなった。
AnkerのPD充電対応のバッテリーを買ったこともあり、予備に持っている中華性の富士フイルム互換バッテリーを使う機会がほとんどなくなってしまった。
そもそもがスマホヘビーユーザーであり、モバイルバッテリーを持ち運ぶことにも電源ケーブルをつなげることにも全く抵抗が無いので、街歩きをするときでもカメラにUSBケーブルをブッ挿したままうろついている。

いや、マジでUSB給電は必須。これはもうUSB給電できない機種に戻れない。

X-T3のデメリット

X-T3は上記のようにメリットがたくさんあるものの、
使い続けているといくつかデメリットに気がついてきた。
使い始める前から覚悟していた部分や、慣れの問題はあるものの、
それでも不便なところがいくつかある。

 

X-T3はグリップが小さい

これは使う前から分かっていた部分。
ミラーレス一眼屈指のグリップ感を持つオリンパスのE-M1 Mark IIから乗り換えたこともあり、X-T3のグリップの小ささにはとにかく困っている。

XF16-80mmb F4のような重たさあのあるズームレンズとあわせて使うと、
どうしてもレンズが重たくてグリップのバランスが取りにくい。
指が余るしホールド感に不安がある。
E-M1 MarkIIを使っていたときは、ストラップ無しで構えたり、手振れ補正に甘えて多少無理な体制で撮ることもできた。
しかし、X-T3でそれをやっちゃうと、うっかり手から零れ落ちてしまいそうで不安である。今のところ、ストラップを必ず首から掛ける運用で賄っているが、いずれ限界を感じるかもしれない。エクステンショングリップを買い増すか悩んでいる。

ボディ内手ブレ補正が恋しい

これも同じくE-M1 MarkIIからの乗り換えでつらい部分。
やっぱりボディ内手ブレ補正が欲しい。
前述のグリップの浅さや、シャッターボタンの形状もあり、わりとしっかりと構えないと手ブレに関しては不安がある。
XF16-80mm F4に関してはレンズの手ブレ補正が優秀なためある程度気にならないものの、今後単焦点レンズをそろえていく段階で、絶対に不満に感じると思う。

X-H2が欲しかった。X-T4はバリアングルなのでNG

今回はタイミングが合わなかったが、富士フイルムのカメラを使うなら、グリップと手振れ補正のバランスがいいX-H1シリーズ、欲を言えばX-H2から始めたかった。
うだうだと言っているうちにボディ内手ブレ補正がついたX-T4が出たものの、グリップが改善されていない上にバリアングル液晶だったために、X-T3からの買い替えの候補には至らず。


というか、X-T4のバリアングル採用はマジで理解できない。
富士フイルムの最大のメリットである3軸チルトシフトを捨てるメリット、まったく無いですよね。

クイックメニューが使いにくい

これは使い始めてから気がついた部分だが、一番のデメリットかもしれない。

富士フイルムの魅力はなんと言っても映像エンジンに頼った撮って出しの色である。
それだけに、このクイックメニューを活用してその場で絵をいじる機会が多くなる。
なのに、それなのに!このクイックメニューがとにかく使いにくい。

 

富士フイルムのクイックメニュー

富士フイルムのクイックメニュー。ほんまに使いにくい

(画像引用元:http://fujifilm-dsc.com/ja/manual/x-t2/shortcuts/q_button/index.html


クイックメニューを開くと画面がブラックアウトしてしまう上に、各メニューのダイヤルの方向やパラメータの内容が分かりにくく、とっつきにくいのである。

例えば、「シャドウトーン」はプラスにしていくほど、シャドウ部が暗くなっていき、マイナスにするとシャドウが明るくなる。
逆に「ハイトーン」は、プラスにすると明るくなり、マイナスにすると暗くなる。
どちらも同じような露出とコントラストを担うパラメータなのに、プラスマイナスの挙動が逆なのだ。なんでやねん。

さらに、このパラメーターはダイヤルの動きが分かりにくい!
右に回すとマイナスになっていき、左に回すとプラスになる。
例えば、シャッタースピードダイヤルなんかは、(数字の大きさだけで言えば)これと逆の挙動をする。
前述のシャドウトーン・ハイトーンの挙動は慣れた。納得できないけど慣れた。でもこのダイヤルの向きだけはマジで納得いかない。分かりにくすぎない!?

使わないダイヤルや割り当てできないダイヤルが多い

X-T3、いろいろとダイヤルがついててカッコいいんだけど、結局日常的に使うのはレンズの絞りダイヤルとリアダイヤルのシャッタースピード設定だけになっちゃいましたわ!露出補正ダイヤルやフロントダイヤル、マジで要らねえ!ガハハ!

X-T3のフロントダイヤル

買ったばかりのときに撮った。でもこのダイヤルマジで使わない

他社のカメラと違い、X-T3ではレンズの絞りダイヤル・シャッタースピードダイヤルのいずれかを「オート」のモードにすることで、シャッタースピード優先や絞り優先のモードにすることができる。
できるのだが、このカメラの場合、どういうわけか設定に慣れてしまうとマニュアルで撮ってしまったほうがはるかに楽になってしまうのである。
ミラーレスのため、レリーズ前に明るさが分かることもあり、マニュアル撮影で全く困らない。

そんな感じで、必然的に使わなくなってしまうのが、露出補正ダイヤルと、フロントダイヤル。
露出補正ダイヤルはまだ使うのだが、レンズの絞りダイヤルが便利すぎてフロントダイヤルには何を割り当てたらいいかマジで分からない。
せめて。このフロントコマンドダイヤルにフィルムシミュレーションや、前述のシャドウトーンやハイトーンの調節を割り振りたいのだが、それは無理。
一応、ISOをコマンドダイヤルに割り振ることはできるものの、事故を避けるためにできれば上部のISOダイヤルで目視で確認したい。
うーん、このフロントダイヤル要るの?

wifiの接続が遅い・RAWが送れない

スマホとの相性もあるだろうが、純正アプリ、CameraRemoteとwifiの接続が遅い。一応スマホとbluetoothで常時接続しているものの、それでもwifiの接続が不安定である。
それと、E-M1 MarkIIはRAWが送れたのだが、富士フイルムのCamera RemoteはRAWは非対応。
まあ、マイクロフォーサーズとAPS-Cではデータサイズが違うので仕方ないが。

 

XF16-80mmとX-T3の組み合わせについて

ここからは、XF16-80mm F4とX-T3の組み合わせについて言及していく。
手ブレ補正大好き人間の僕にとって、富士フイルムのカメラはミラーレスなのに手ブレ非対応のボディ・レンズばかりで不安な点が多かった。

X-T3とXF16-80mmの画像

X-T3とXF16-80mm




そこを踏み切れたのは、XF16-80mm F4の手振れ補正と画角が魅力的だったためである。

キットレンズとして便利さと写りのバランスはいい

やっぱり、ちょうどいいです。画角が広くて、なんでも撮れる。
とりあえずこれ一本あればいい、っていう安心感がある。

単体だと新品で8~9万だが、キットレンズとしてキャッシュバック付きで買えば、約5~6万ほどのレンズとなり、コストパフォーマンスが高い魅力的なレンズに感じて来る

ボディのグリップ感とバランスが悪い

一方で、X-T3とXF16-80mmF4の物理的なバランスは正直悪いと思う。
なによりも、X-T3のグリップが小さすぎる。
鏡筒の太さ、重たさも含めて機能のわりには抑え込んでいる。
だが、いかんせんX-T3との相性が悪すぎる。
これがもしX-H1のキットレンズだったら、良い感じだったんだろうけど・・・

XF16-80mm F4のメリット・デメリット

 

FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR

FUJIFILM 交換レンズ XF16-80mmF4 R OIS WR

  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: エレクトロニクス
 

XF16-80mm F4のメリット

X-T3は保留にして、XF16-80mm F4を単体で見たときのメリットを見ていきたい。

35mm換算24-120mmの使いやすさ

なんといっても画角の広さである。同様のキットレンズの18-55mm F2.8-4よりも広角も望遠も申し分がない。

XF16-80mm

16-80mmという使いやすさ



とにかくこれ一本で何でも撮れるという安心感がうれしい。
仕事でたまに撮影をすることがあり、X-T3とXF16-80mm F4、それからGodoxのストロボあたりを組み合わせて撮っている。
AFもイマドキの速さはちゃんと保っているし、X-T3との瞳AFとの相性もいい。今のところ何一つ困らない。
そして、これ一本で何でも撮れるので、追加で購入するレンズを自由に選ぶことができる。自分の好きな画角も自然と分かってくるからだ。

手振れ補正が強力

手ブレ補正は前評判どおり十分に協力である。6.5段とのこと。
実際にやってみると、手持ちとストラップで人をぶらすような撮影も簡単にこなせるし、良い感じだ。
富士フイルムのカメラのグリップやシャッターボタンだと、E-M1 MarkIIほど自由度が高く撮れるわけではない。しかしそれでもまあ、十分に手振れ補正の役割は果たしてくれる。

防塵防滴

X-T3と組み合わせると防塵防滴。当たり前になりつつあるけど、だからこそ感謝。

オリンパスユーザーのようにカメラをシャワーで丸洗いすることはないものの、不意の雨程度では怯えなくて済むのは助かる。

 

XF16-80mm F4のデメリット

F4ゆえの暗さ

F4通しは暗い(泣)(泣)(泣)

マイクロフォーサーズの時は12-40mm F2.8と、ひとつ明るいズームを標準として使っていた。それだけに、XF16-80mmの暗さはちょっとつらいものがある。

X-T3は露出のシミュレーターがついているから、事前にアンダーは分かるものの、それでもISOやシャッタースピードで思いのほか制約を受ける場合がある

 

あっさりとした写り

あんまり大きな声で言えないけど、ぶっちゃけそんなに写りがいいとは思えないのです。写りの良さとは何かはともかくとして。
晴れた日に、記録用の写真を撮るのは十分だけど、それ以上を望むとちょっと厳しい。

実際、僕はこのレンズが初めての富士フイルムだったわけだが、その後ZEISSの touit 32/1.8を買ってしまい、このズームレンズを使わなくなってしまった。

 

あまり寄れない(注:マイクロフォーサーズと比較して)

これは僕がマイクロフォーサーズを引っ張ってるのが悪いんですが、全然寄れません!

いや、寄れんこともないのだが、12-40mm F2.8などと比べると物足りない。
ここは12-40mm F2.8を活かすためにマイクロフォーサーズのカメラを活かしておきたい理由になっている

結論:X-T3とXF16-80mm F4は富士フイルムのいいところを全て味わえる

 

以上、長くなってきたれど、要するにこんな感じだ

  • X-T3は正当進化してきた富士フイルムの最高の機種
  • でも手振れ補正はない
  • じゃあXF16-80mm F4 を便利ズームにして解決すればいいじゃん!

といった感じである。

この記事を書いている途中にX-T4が発売されようとしているが、正直X-T3とは微妙な立ち位置の違いもあわせてまだまだ残っていくと思う。
僕が買った昨年末よりも明らかに安くなってくるであろうこのレンズキットセット、

お得感がああるのでほんまにおすすめです。ぜひ。

 

 

 

2019年、買って良かったものを語る

古くからの風習の通り、毎年12月になると「今年一年で買って良かったもの」のを振り返り、ブログで供養しなければならない。
買って良かったものと悪かったものをまとめない人間はその翌年も不毛な散財を続けてしまい、Amazonで中国製のコピー製品を購入して一か月で故障したりする。星1のレビューを書きなぐったあとに、ストアにレビューにクレームを入れられて削除されて、モヤモヤした思いを抱えたまま一生を送ることになる。

私はかしこいのでそんな人生を送りたくない。なので、今年一年、買って良かったものを振り返りたい。

 

 

FILCO Majestouch Convertible 2(メカニカルキーボード)

FILCOのMajestouchは俗に言う高級キーボード。ヨドバシカメラで1万2000円ほどで購入。

 

 


いや、厳密には高級キーボードの中では最弱だが、それでも一般人に値段を言うと普通にひかれる金額のキーボードである。そりゃそうだ。僕もこれを買うまではBUFFALOの2000円のキーボードを使っていた。
しかし、プログラミングを始めたりなんだかんだと自宅でキーボードを触る機会が増えた結果、長時間作業していると指にストレスがかかるようになってきた。これはいけない。キーボードを買わねばならない。というか、キーボード沼というものを一度体感してみたい、と徐々に高級キーボードへの欲求がふつふつと沸き始めたのが昨年末頃である。理由はなんでもよい。要するに欲しいから買ったのだ。

もともとノートパソコンでタイピングを覚えたクチなので、高級キーボードが欲しくなってからも浅いキーストロークの薄型製品を探していた。
当初はlogicoolのKX1000sを検討していたのだが、実物を使ってみるとこれが全然手に馴染まないのである。
ヨドバシカメラの店頭で2時間ほど比較した結果、「Majestouch、この打鍵感で12000円ならめちゃくちゃ安いんじゃね!?」と脳が錯覚を起こしてしまい、気がつけばFILCO Majestouch Convertible 2を購入していた。

ちなみに今年はやたらと趣味性の強いものばかり買っているので、この記事はこんな感じで、ガジェットについて早口で語るオタク気質の文章がこの後も続く。なんでオタクって趣味の話になると早口になるんだろう。お前は俺のスピードについてこれるか?振り落とされないように気をつけるんだな。

さて、このMajestouch Convertible 2の話である。この手の高級キーボードは、我々が日常的に使っている低級キーボードとは違い、メカニカルキーボードと呼ばれる構造が採用されている。
僕もオタクではないので詳しくないのだが、ほかの方式とはキースイッチの接点が異なり、スイッチがひとつひとつ独立した構造を持っている。みんなと一緒に行動するのではなく、独立心が強いタイプのキーボードなのだ。休み時間には一人でトイレに行くし、和気あいあいとした学食でかけうどんを食べたあとに、図書館の隅っこで本を読んでいるタイプのキーボードである。
具体的にメカニカルキーボードであるメリットは詳しくないのだが、各キーボードのスイッチの軽さ・打鍵感に種類があり、自分に合ったスイッチのタイプを選ぶことができる。会社支給のキーボードが草むらから出てくるコラッタならば、Majestouchは御三家で、3種類の中から選べる感じといったところか。全然うまくないな。
まあ実際のところは3種類ではなく、4種類から選ぶことができる。軸の色によって、赤軸、青軸、茶軸、黒軸と別れている。それぞれ打鍵感や静穏性が違っているのだが、僕はヨドバシカメラであれこれと試した結果、赤軸を選んだ。たぶん、水タイプのジムで苦戦するのだろう。

実際、使いやすいの?

ぶっちゃけ、よくわからない。
これまでの人生がずっと薄型キーボードだったので、いまいち使いやすさを確信できていないのが正直なところである。普通のキーボードの高さにどうしても慣れず、当初はタイプミスも多かった。もっとも、タイプミスを矯正するためにこれまでの手癖を治すことで、結果的には便利で使いやすい環境を構築できているのではないかと思っている。スプリングの反発が強いおかげか、指も全然疲れない。おかげで、1つ目のMajestouchで1500文字も使っている。絶対途中でこの記事、書くの飽きるんだろうな。

ちなみに家で高級キーボードを使っていると、会社の低級キーボードが打ちにくくなるのかというと、それがぜんっぜんそんなことがない。普通に使える。全然違和感がないし、不満もない。じゃあなんで、高級キーボードを買ったんだろう。

概ね気に入っているのだが、しいて言えば打鍵音の反響音がやや金属的で耳に刺さることがある点が厄介である。静穏パッドもあるがコストパフォーマンスが悪く感じて結局そのまま使っている。あと、bluetooth機能がついてんだけど全然つかわない。bluetoothいらなくない?

Ergohuman Fit(高級オフィスチェア)

Ergohuman Fitはプログラマーやフリーランサーといった座りっぱなしの人たちにとっては定番の高級オフィスチェア。楽天で75,000円で購入。これもアーロンチェアやオカモトといった魑魅魍魎がはびこる高級チェアの中では最弱ではある。それでも普通の人に言ったらドン引きされる値段だ。

 

 

これも自宅の作業環境を良くしたいと思って買ったものである。作業環境と言っても、ツイッターを見てブヒブヒと笑っているだけではあるのだが。

以前に使っていた椅子は楽天で買った12000円ほどのパソコンデスク用チェアである。当時はギターやDTMがメインの趣味だったので、跳ね上げ肘掛の製品を探していて行き着いたもの。ギターを弾く際に肘掛が邪魔にならず重宝していたのだが、使っているうちにネジが緩んできたりなど少しずつ崩壊をはじめてしまった。壊れかけのものは美しいが、そんなことを言っていても不便なので泣く泣く買い替えを検討し、せっかくならばと候補になったのがこのErgohuman Fitである。

高級オフィスチェアといえばアーロンチェアなどの海外製チェアが真っ先に思い浮かぶだろう。思い浮かびませんか。そうですか、うるせえな、この手のことに関心がある人には真っ先に思い浮かぶんだよ。アーロンチェアは中古も多く出回っているのでうまくいけば予算内で買える可能性もあったが、問題があった。そう、体格である。
僕は日本人の成人男性の平均身長よりも10cmほど身長が低いため、普通のオフィスチェアをうかつに買ってしまうと大変不便である。車の運転席に座りたがる子供のようになってしまう。僕のパソコンデスクはキッザニアではない。

 

そこで目をつけたのがこのErgohuman Fitである。
Ergohuman自体は関家具が輸入代理店を務める台湾のブランド。アーロンなどと比べると割安で、それでいて機能が豊富で座り心地もいいことでじわじわと人気を集めていたらしい。腰のランバーサポート、リクライニング、ヘッドレスト、アームレスト、それぞれが独立で細かく調整できるため、自分の体格にあった状態で座り続けることができる。メッシュの張りもよく、お尻も疲れにくい。
ただ、オリジナルのErgohumanブランドだと、僕の体格だとやや大きいのである。大阪にもいくつか取扱ショールームがあるので試してきたのだが、体格のせいでどうしても腰やヘッドレストの位置に違和感があり、購入に踏み切れなかった。

ああだこうだと探しているうちに見つけたのがこのErgohuman Fitのシリーズ。どうも、日本の特約店の「WORKAHOLIC」という邪悪な名前のお店が独自に扱っているErgohumanのシリーズである。女性や小柄な男性に向けて、通常のシリーズよりもやや仕様を変えて、座りやすい形に調整してある。
これが東京のWORKAHOLIC本店にしかないためぶつくさと文句を言っていたのだが、大阪のレンタル自習室に導入してあった。これが決めてとなり結局購入してしまったのである。

Ergohuman Fitに変えてから、明らかに腰への負担が減ってPCの前での作業が楽になった。ギターも、ちょっと前のほうに座れば全然弾けるし全く問題なし。
これでPC前に座る時間が増えて作業が捗るかと思いきや、PC前に座ってダラダラする時間が増えてしまっただけで、結局何も変わらなかった。人間は環境ではなく、動機で動く生き物である。

 

FUJIFILM X-T3 XF16-80mm レンズキット

3週間前に、3年弱連れ添ったE-M1 MarkIIを質に入れて購入。はい。えーっと、我慢できませんでした。

 

 

まだ、作例も撮れていないけれど、購入前に覚悟していた細かい不満点に目をつむればまさに理想のカメラです。楽しい。本当に楽しい。
案の定、単焦点レンズが欲しくなってきているので、フジフイルムは本当に恐ろしいメーカーだと思いました。


これは延々と語っちゃうのでこのへんで。次。っていうか、買って良かったもの記事って結局高いもの買っちゃいましたセンスある自分えらいえらいですすごいですね~って記事になりがちだよな。なんなんだろうな。もっと特売のジャガイモで感動して1年語れる人間になりたい。器が小さいな。

我慢ができなかったときの記事はこちら↓


Endurance Ext (カメラバッグ)

Endurance Extは写真メディアのstudio9監修のカメラバッグ。普段の荷物もノートPCもカメラもレンズも持ち歩けるカメラマンのランドセルと言ってもいいくらい使い心地のいい最高のカメラバッグである。あまりにも気に入っているので、最近は通勤も全部これである。

 

 

カメラを持ち歩きやすくなったので写真を撮る頻度が増えたのもよかったのだが、普段の荷物を全部これに集約することで、カバンの中身を移し替えて忘れ物をする機会が減った。生きていくのに必要なものが最低限すべて入るのだ。
A4の資料がたっぷり必要なときなどは不便だけれども、間違いなく今年買って良かった。本当に良かった。
X-T3を買ってから最低限の機材で十分になったので、今後はすこし稼働率が減るような気がしなくもないけれど……

っていうか、マジでだんだん飽きてくるな。今年買ってよかったもの、だいたい全部だよ。よかった。生きててよかった。

SAMSUNG SSD 860 EVO 500GB

サムスンのSSD。500GBで7000円。エルゴヒューマンを買うことで錬成した楽天ポイントをぶち込んで買ったので、実質無料である。

 

 

今のPCは8年くらい前に買ったものをあちこちいじりながら使っているものの、メインのHDDが当時のままで恐ろしかったので購入。

当初は上手にデータを移行させるつもりがなかなかうまくいかず・・・結局OSをぶち込んで、必要なものを一から入れ直してセットアップした。なるほど、確かに爆裂に早くなった。
こういう、マイナスからプラスに変える出費って大切なんだけど、なかなか手を出せないし、買ったら日常になってしまうので慣れてしまう。実際、楽天の購入履歴を見るまで買ったことも忘れていた。もっと行動ログを残さねばならない。

ハルヤマのi-shirt

ワークローブは奴隷の鎖自慢。スーツもシャツも時計もすべて鎖である。無駄オブ無駄の極みであり、金をかけるのも時間をかけるのも無駄。本当に嫌い。スーツってなんなんやろ。滅べばええのにな。

 

 


で、本来ならもう買うのも嫌なんだけど、たまたまAmazonでセールをやっていたこのハルヤマのi-shirt、ほんまにいい。
ジャージ素材のようなストレッチ素材で、しわがつかないのでマジでノーアイロン。普通のシャツってノーアイロンを歌っていても、やれ洗い方や干し方に気を使え!みたいな感じでめんどくさいんだけど、ハルヤマのi-shirtはマジでノーアイロン。ほんまに楽。触り心地もひんやりとしていて心地がいいし、めっちゃ楽。
丸めてもほとんど癖がつかないので、出張でもっていくのも楽。セールのときにもっと買っておけばよかった。ちょっとずつ買い足して、普通のシャツを駆逐したい。

 

ひざ掛け電気毛布

これもさっさと買えばよかった。

 

 

パソコンを置いている作業部屋にエアコンが無く冬場は外気と変わらないくらいの温度になってしまうため大変つらい。これまでは電気ストーブに札束を突っ込んで暖を取っていたのだが、これもまたつらかったために購入したのが電気毛布である。

この毛布の上からさらに別の毛布をかければだいたい体が全部あったかくなるので大変幸せ。電気代もストーブより安いしほんまに幸せ。高級キーボードとかいらないんだよ。こういうの、こういうのでいいんだよ。

あと、IKEAのサメにこの毛布をかけると、いい具合のもふもふ感と大きさ、温かさで寂しさが紛れる。IKEAのサメ、いいよね。あと3匹くらい欲しい

 

audio-techinica AT2020(コンデンサーマイク)

アコギをマイク録りしたかったので購入。さすがにサウンドハウスのマイクよりは圧倒的に音がいい。

 

 

去年買ったアコギはやっぱりじんわりと生活の質を上げてくれている。これを良い音で録れればもっといい感じになるのかと思って買ったら、やっぱりいい感じになった。
ただ、別に録り音が良くなっても演奏が良くなるわけではないこともよくわかった。なんか、道具を買うってそういう再認識の繰り返しで、買うこと自体はほんまに無駄だと思う。それでも買うんだけど

 

 

以上。

今年買ってよかったものってだいたい思い出が後半に偏ってしまうけれど、振り返れば年間を通じてバランスよく散財していた年だったと思う。
わりと節制していたつもりだったが、それでも人類はあれこれと余計な物を買ってしまう。高いものも買ったけど、感動できるのは電気毛布だったりするので面白い。


今年は私生活でいろいろあって大変ではあったものの、tonkotutarouとかいう間抜けな名前をぶら下げていろんな人に会えて、おおむね充実した年だったと思う。
出来なかったことができるようになったり、できていたことができなくなったり、時間とスキルが結びつかなくなったり、なんかいろいろと年を取ったと感じることも増えてきたが、それでもだいたい前に進んでいる。前に進むのに足りなければ、こうやって散財して自分の機嫌を保ったりもできる。

来年もこの調子で頑張って散財したい。Xマウントのレンズを増やして、それから来年こそ猫を飼って縁側で毎日猫と昼寝をしながら暮らしたい。
猫と暮らす時間のことを思うと、仕事をしている場合ではない。人生は短い。